REPORT大学生実情レポート

コロナ禍で失われた時間を取り戻す~活動を再開した学生たち
発行日:2022/6/30
コロナ禍で失った時間を取り戻す~再開した学生たちの活動

コロナ禍での3度目の春が終わり、「屋外でのマスク着用義務の緩和」や「外国人観光客の受け入れ」、「県民割の全国拡大」等、ようやく経済活動も本格的に再開してきました。
前回の実情レポートでご紹介した通り、今年度からは大学も対面授業を中心としており学内にも賑わいが戻ってきています。またサークル・部活等の課外活動も従来のような対面活動が再開しています。
そして今、学生たちはこの2年間我慢してきたこと、失った機会・時間を取り戻すべく、様々な活動をしています。
今回はそんなコロナに負けない学生たちの取り組みをいくつかご紹介します。



留学生との国際交流イベント
【留学生の声に応えるため、対面の交流会を開催】 学生団体NEIGHBOR

学生団体NEIGHBORは国際交流イベントの企画・運営を行う団体で早稲田、上智、東京女子等、都内の大学の学生を中心に活動しています。
留学生との交流イベントがメインの彼らはコロナ禍での活動に苦労しました。この2年間オンラインでの交流イベントも開催しましたが、参加者同士が自由に話せなかったり、SNSの交換を画面越しに促してもフォローまで至らなかったりと、その場限りの関係になってしまい、交流が続かないことが多かったようです。留学生からも「せっかく留学に来たから日本人ともっと交流したい」という声が多く、今年の3月に対面イベントを開催。イベントには留学生・日本人学生併せて約50名ほどが参加し、おしゃべりやボードゲームを楽しみながら交流しました。

今回のイベントは参加者のグループ分けをせず、自由に行動できるようにすることで大勢の人たちと交流を図ることができました。SNSの交換も気軽にでき、コロナ禍で満足に日本人と交流が出来ていない留学生にとって満足度の高いイベントとなったのと同時に、対面イベントの重要さを再認識できたようです。
8月に「WORLD TAIIKUSAI」という約200人規模のスポーツイベントも開催予定とのことです。








修学旅行企画イベント
【後輩たちのために一から修学旅行を作る】 早稲田大学修学旅行組合

コロナにより青春の時間を奪われたのは大学生だけではありません。高校生にとっての一大イベントである修学旅行も中止とせざるを得ない状況が続き、そのまま卒業となった学生も多くいたことでしょう。日本修学旅行協会の調査によると2020年度に修学旅行に行けた中高生の割合は全体の約20%しかいません。修学旅行に行けなかった後輩たちのために早稲田大学の学生が中心となり企画されているのが「超・修学旅行」です。

「コロナ禍で青春と学びを失ってしまった高校生に機会を作ってあげたいという思いと、僕たちがこういう企画を実施することで学校などの教育機関が修学旅行に対して前向きになって欲しいという思いで動き始めました。」と団体の代表学生は語っていました。
現在、8~9月の開催に向け計画を進めているとのこと。初回はテストで30~40名で、2回目以降は100~200名の参加者を募って実施していく予定です。またこの企画は地方創生にも繋がるので今後は全国の地方の市区町村と協力してこの取り組みを続けていきたいとのことです。

【3年間の集大成イベントを新しいカタチで】 学生団体Actry

最後は動物愛護活動をしている学生団体Actryによるイベントです。
毎年9月頃開催されるこのイベントは一般参加者を募り、参加費の一部を動物支援団体に寄付すること、また動物虐待や遺棄などの問題を知ってもらうきっかけを作ることを目的としています。また3年生の引退イベントでもあり、通称ラストイベントと呼ばれています。
コロナ前までは遊園地を貸し切り鬼ごっこをするという大規模なイベントでしたが、この2年はオンライン開催で、参加者も少なく苦労したそうです。
「新歓にも苦労し、30名以上いたメンバーも今は20人以下にまで減りました。」そう話してくれたActryの学生。今年こそは対面でのラストイベント開催ができるものの、運営するメンバーの人数減少や団体の資金不足から恒例行事である鬼ごっこを諦めました。
しかしこの状況を前向きに捉えているようで「私たちはコロナの2020年以降に入学し、大規模なイベント運営をしたことがありませんが、コロナ前よりも今のメンバーの方が動物問題に関心がある人が揃っています。今までよりもっと有意義なイベントにしたいです。」と語ってくれました。
今年はレンタルスタジオを借りて謎解きイベントを実施することになり、現在計画中とのこと。問題には動物関連のものも入れ、団体本来の活動により力を入れて行くそうです。

ようやく動き出したそれぞれの団体・学生たちの活動をご紹介しました。
今年は学園祭も対面開催する方針の大学が多く、弊社にもすでに協賛の情報が集まってきています。
貴重な4年間の大学生活。学生たちには今後もコロナに負けず、自分たちのやりたいことに一生懸命挑戦してもらいたいです。

弊社はそんな頑張る学生を応援するとともに、学生を支援したい企業様を募集しております。今回ご紹介した団体以外にも、様々なジャンルの学生サークルをネットワークしておりますので、ご興味ある企業様はぜひお問い合わせください。


【学生活動・イベント協賛例】
♦学園祭でのブース出店、チラシ配布♦
♦学生イベントでのパンフレット広告、特別賞協賛♦
♦サークルへのサンプリング♦
♦学生新聞・フリーペーパーへの広告出稿♦
学生協賛
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