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大学生向け広告の種類・効果について比較解説【オフラインからオンラインまで】

大学生向け広告の種類・効果について比較解説【オフラインからオンラインまで】

大学生向け広告は多様で、種類によってさまざまな効果が期待できます。

今回は、オフラインとオンラインの大学生向け広告をご紹介。
それぞれのメリット・デメリットや、広告の選び方についても解説します。

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2021年最新:日本国内の大学生の人数について

文部科学省の調査によると、日本国内の大学生の人数は291万7,998人です。(2021年5月1日時点)
前年度に比べると約2,000人増加し、過去最多を更新しました。

令和3年度学校基本調査(確定値)の公表について

令和3年度学校基本調査(確定値)の公表について|文部科学省,図1 各学校段階ごとの在学者数の推移より引用

内訳としては、学部生が262万5,688人、大学院生が25万7,128人。
前年度に比べ、それぞれ約2,000人増加しています。
学部生、大学院生ともに増加する一方で、専攻科、別科、その他の学生は減少しました。

設置形態別に見ると、国立大学では前年度より1,431人減の59万7,450人、公立大学では1,859人増の16万438人、私立大学では1,965人増の216万110人という結果となりました。

令和3年度学校基本調査(確定値)の公表について

令和3年度学校基本調査(確定値)の公表について|文部科学省,表2 高等教育機関の学校数,在学者数,教員数より引用

2021年最新:日本国内の大学の数について

同調査によると、日本国内の大学の数は803校。(2021年5月1日時点)
前年度に比べて8校増加し、こちらも過去最多を更新しました。
大学の数は2013年〜2016年にかけて微減したものの、ほぼ増加の一途をたどっています。

学校基本調査 年次統計 学校数

学校基本調査 年次統計 学校数|文部科学省を元にデータ作成

内訳は、国立大学が前年と変わらず86校、公立大学が4校増の98校、私立大学が4校増の619校です。

大学生向け広告の種類について

では、10種類の大学生向けオフライン広告をご紹介します。

学食トレイ広告

学食トレイ広告

学食のトレイにステッカー広告を貼り、学食を利用する学生へ向けて訴求します。

食事の注文から食事中、トレイの返却までの間、ずっとリーチし続けられるのがポイントです。
同じ学生に対して、繰り返し広告をリーチできるというメリットも。

学校の周りに飲食店が少ないなど、学生の学食利用が多い大学で特に効果が期待できます。

学食は友人と利用するシーンも多いため、イベント・セミナーの告知や旅行商品の広告などは「一緒に行かない?」といった会話にもつながりやすいでしょう。

学食トレイ広告の事例
大手旅行代理店の海外旅行商品の広告を学食トレイ広告に掲載したところ、学生からの初日申し込みが前年の2倍、12月時点で5割増となった。

>>学食トレイ広告

学生マンション食堂トレイ

学生マンション食堂トレイ

学生マンションの食堂のトレイにステッカー広告を貼り、マンションに住んでいる学生へ向けて訴求します。

学校の学食に比べるとアプローチできる学生の数は少ないですが、利用者が限られていることがかえってプラスに働きます。

1つは、同じ学生へ繰り返しリーチできる可能性が高いことです。
ポスター掲出やチラシ設置も合わせて行うことで、学生の目に触れる機会をさらに増やせます。

もう1つは、ターゲットを絞りやすいことです。
学生マンションの食堂を利用するのは一人暮らしの大学生なので、近隣の店舗のクーポン告知などが効果的でしょう。

さらに、男性専用または女性専用マンションの場合は、性別に合わせて広告を出すこともできます。

学生マンション食堂トレイの事例
キャンペーン期間中、大学が春休みのため周辺の学生マンションで掲出。
同時にチラシのポスティングも実施。

      

>>学生マンション食堂トレイ

ポスター広告

ポスター広告

学食、購買、書店など、キャンパス内で学生の出入りが多い場所にポスターを掲出します。
学生ラウンジ、学食のテーブル横、購買の電子レンジ前など、学生が長時間滞在する場所なら、自然と目に入りやすくなります。

就活イベントの告知や、企業のブランディング広告、大学近隣の店舗からのお知らせ、啓蒙など、内容は多岐に渡ります。

ポスター広告の事例
不動産会社の賃貸情報ポスター広告を、引っ越しシーズンの1〜3月に掲出。
学生からの問い合わせが例年より増加した。

>>ポスター広告

学食ポケット・卓上POP

学食ポケット・卓上POP

学食のテーブルやカウンター上に、卓上型ラックや三角柱のPOPを設置します。

卓上型ラックにはチラシやパンフレットの他、ファイルやカードなどさまざまな印刷媒体を設置できます。
食堂テーブル上で印刷物を気軽に手に取る事ができるので、気軽に持ち帰ることができます。

卓上POPは持ち帰りができませんが、QRコードを印刷すればWebサイトやオンライン広告への誘導も可能です。

卓上POPの事例
玩具メーカーのカードゲームの告知として、実際にゲームで使用できるカードを卓上に設置。
設置後3日で捌けたため、追加設置を行なった。

>>学食ポケット・卓上POP

ラック

ラック

大学の学食内や購買の入り口にラックを設置し、チラシやパンフレットを入れます。
マンガ冊子などクリエイティブを工夫すれば、手に取ってもらえる可能性も上がるでしょう。

ラックは、キャンパス内にある広告の中でも学生から特に認知されています。
過去に大手広告代理店が行なったアンケートで、全国の大学生に「大学内でどの広告を一番見かけるか」を聞いたところ、最も回答が多かったのがラックでした。

ただし合宿免許や教習所、袴のレンタルなどの広告は、生協で取り扱っている企業のチラシがすでに設置されている場合も多く、やや審査が通りづらい傾向にあります。

ラックの事例
大手電力会社主催のツアーの告知を設置。
設置数に対し70%が捌けたキャンパスもあり、5年連続で実施した。

>>ラック

パネルボード

パネルボード

ラックとポスターを組み合わせた広告で、大学の学食内や購買の入り口に設置します。

ポスターとチラシを同時に掲出できるので、大きなポスターで認知した後、チラシを持って帰るという導線が作れます。
ポスタースタンドは1社専用で年間を通じて設置されるため、訴求効果の高い広告と言えるでしょう。

ポスターとチラシのデザインを統一するなどの工夫で、学生の目に留まりやすくなります。

人気アニメのキャラクターを起用した広告では、掲出作業中にチラシを持って帰ったり、声をかけたりする学生が見受けられ、良い反応が得られています。

>>パネルボード

書店サンプリング

書店サンプリング

大学書店で書籍を購入した時の袋にチラシを同梱する、または袋に広告を印刷します。

ラックでは見落とされてしまう可能性があるチラシも、同梱すれば必ず1度は目にしてもらえます。
袋に印刷するタイプの広告ならより目を引きやすく、購入者以外へ向けての宣伝にもなるでしょう。

特に教科書の販売シーズンに需要が多くお勧めで、短期間で多くの学生にアプローチできます。

書店を利用する学生は学習意欲も高いと予想できるので、資格やセミナーなどの告知が特におすすめです。

書店サンプリングの事例
国家資格の告知を書店の袋に印刷したところ、他の袋に比べて目を引いた。
合格率の高い大学を中心に、4年連続で実施。

>>書店サンプリング

キャンペーン

キャンペーン

学食や購買にブースを設置し、サンプリングやタッチ&トライなどのプロモーションを実施します。
学食で飲食物の試供品の配布を行うこともでき、一人暮らしの大学生からも人気が高いです。

コスメや香水を試せるブースを設置したり、授業開始前の教室内でサンプリングしたりと、さまざまな工夫ができます。
サンプルにアンケートを付けて回収するといった活用方法も。

「無料でサンプルがもらえる、試せる」という明確なメリットがあるため、大学生の方から積極的に広告にリーチしてもらえます。

キャンペーンの事例
大手製薬会社のダイエット飲料を関東と関西の女子大学内で配布したところ、2.5時間で1,000名に配布できた。
また、1校あたり20~30件程度のSNS投稿キャンペーンへの応募があった。

>>キャンペーン

サンプリング

サンプリング

大学の正門前や通学路でのサンプリングを実施します。

弊社ユーキャンパスで行なった調査では、配布率の平均は約6%です。
しかし、工夫によっては配布率を30%程度まで上げることもできます。

まずは、チラシだけでなくティッシュやお菓子、クリアファイルなどの学生に喜ばれるノベルティの同梱を選定することで、配布率を上げます。
寒い時期はカイロを配布するなど、ニーズを考えて同梱物を選ぶと良いでしょう。

そして、多くの学生がキャンパスに集まる時期にサンプリングを行います。
新入生が集まる入学式や、学生が多く登校する期末試験の時期などは配布率も良くなります。

配布率の他にも、通学する学生数や配布スタッフの人件費、同梱物の制作費などから費用対効果を考えてサンプリングを行いましょう。

サンプリングの事例
試験終了後の30分間で一気に受験生の帰りの流れが集中したが、
キットカットを付けた事で密集した状態でも興味を引き、
チラシの内容もその場で目を通す受験生も多く見られた。

      

>>サンプリング

その他OOH広告など

その他OOH広告など

その他、大学前で大きく目立つ看板広告や、通学路でのフラッグ広告、公共交通機関を使ったプロモーションなどさまざまな方法で大学生に向けたプロモーションが可能です。

全国約1,100キャンパスを実際に現地確認した強みを生かし、学生の通学導線を抑えることで、キャンパスごとに最適なプロモーションを実現いたします。

      

その他OOH広告などの事例
フラッグのデザインが両面印刷のため、
大学方面に向かう面のフラッグのデザインは「キャンパスへおかえりなさい!」、
駅方面は「SNSサービスでまた会おうね!」とすることで、
通学中の学生の視線を引くように工夫できた。

>>その他OOH広告など

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大学生向け広告のメリット

ここからは、大学生向け広告の5つのメリットについてご紹介します。

メリット①:大学別で属性別にターゲティング可能

大学ごとに学生の属性は異なります。
大学によって偏差値や設置学科、性別、学校の立地など、ある程度ペルソナ(ユーザー像)を想定し、ターゲットに合わせて広告を出すことが可能です。

自社の商材がどういった大学生にマッチするのかを細かく想定し、その学生はどの大学に通っているか考えることで、効果的なプロモーションができるでしょう。
不特定多数の大学生にアプローチするよりは、反応がありそうな大学生に絞った方が効果が期待できます。

たとえば、公務員試験の告知なら公務員への就職率が高い大学、コスメのサンプリングを行うなら女子大学など、商品やサービスのターゲットに合わせて大学を選ぶと効果的です。

さらに、特定の学部やサークルに向けて広告を出すなど、細かくターゲティングを行うこともできます。

メリット②:興味関心が想定しやすい

大学生は、在学中に起こりうるイベントがある程度決まっています。
具体的には、入学、免許取得、就活、引っ越し、卒業などが挙げられます。

ライフスタイルも、アルバイト、勉強、サークル活動、飲み会、資格取得、旅行、出会いなど、ある程度想定できるでしょう。

そのため、いつどんなことに興味があるのかを想定して広告を出すことができます。

就活イベント、旅行商品など、在学中のイベントやライフスタイルに関連した商品は興味関心を持たれやすく、広告の効果も出やすいでしょう。

また、SNSなどを使って大学生のトレンドをリサーチするのも有効です。
人気のモデルやアニメを広告に起用することで、良い反応が得られる可能性があります。

メリット③:SNS・口コミによる拡散が期待できる

10代、20代のSNS利用率は高く、13〜19歳で86.1%、20〜29歳で90.4%というデータが発表されています。
そのため、大学生は広告で得た情報をSNSで拡散してくれる可能性が高いです。

SNS投稿キャンペーンを行えば、SNSでの拡散がより期待できるでしょう。

Z世代と呼ばれる15歳〜24歳の若者の消費行動には、SNSが深く関係しています。
SNSで商品の認知や検討を行うため、拡散だけでなく購買にもつながるかもしれません。

オフライン広告からSNSなどオンラインに誘導するには、広告にQRコードを付けるなど導線を作ることが大切です。

また、大学生は学部やサークル、アルバイトなど複数のコミュニティに所属していることが多く、対面での口コミの拡散も期待できます。

参考URL:総務省|令和3年版 情報通信白書|インターネットの利用状況

メリット④:学生の行動時間やイベントに出稿可能

大学生の行動時間や、購買行動につながりやすいイベントを狙って広告を出せます。
学生が多く集まる時間帯や時期を予測して広告を出すことで、多くの学生へのアプローチが可能です。

分かりやすいのは学食で、平日のお昼時には多くの学生が集まると予想されます。
学食トレイ、卓上POPなど、学食における大学生向け広告が充実しているのは、このためです。

学生が集まりやすい時期は、新入生が多く集まる入学式、試験期間などが挙げられます。

また、イベントの時期は購買行動につながるチャンスです。
長期休暇の前には合宿免許や旅行、3〜4年次には就活関連の広告など、イベントの時期に合わせて広告を出すこともできます。

メリット⑤:将来的な見込み顧客へ認知

大学生向け広告が、見込み顧客の獲得へつながることもあります。
大学生のうちに認知、利用した商品やサービスを、社会人になった後も利用する可能性は高いからです。
実際に利用せず認知するだけでも、後々顧客になってくれる可能性は十分あります。

特に就活は、大学生がさまざまな企業を知るチャンスです。
就活生は企業情報を積極的に収集するので、就活の時期に企業ブランディングを行うのは有効でしょう。

自社に就職を希望する学生を集めるのはもちろん、商品やサービスを認知してもらうことで、将来的に顧客になってくれるかもしれません。

つまり、たとえ自社の商材が大学生向けでなくても、多くの企業にとって大学生向け広告を出す価値はあるということです。

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その他、大学生に向けたオンライン広告

ここまでは大学生向けのオフライン広告をご紹介してきましたが、ここからはオンライン広告をご紹介します。

サークルアップ

サークルアップ

サークルアップは、企業が大学生とサークル単位でつながるコミュニケーションアプリです。
学生と相互にコミュニケーションが取れ、マーケティングにもリクルーティングにも活用できます。
具体的には、学生に対して次のようなオファーが可能です。

  • マーケティング:アンケート調査やインタビューなど
  • プロモーション:動画視聴やリツイートなど
  • リクルーティング:オンライン説明会やオンライン面談など

学生は、オファーに回答することでサークル活動資金を貯めることができます。
このようにオファーがサークル支援につながるため、企業ブランディングにもなるのが魅力です。

全国390大学4100サークルが登録。
サークルアップを活用すれば、サークル活動を通して多くの学生へ自然にアプローチができるでしょう。

リスティング広告

リスティング広告

リスティング広告とは、検索連動型広告のことです。
ユーザーが検索したキーワードと連動して、検索エンジンの検索結果画面に表示されます。

Z世代は消費行動の際にSNSを使うと先述しましたが、SNSで認知した後は検索エンジンを使って情報収集するため、大学生にもリスティング広告は有効です。

リスティング広告は誰でも簡単に即日配信できますが、裏を返せば競合も多いということです。
また少額で始められる一方で、人気のキーワードは高額のため費用対効果が悪くなるリスクもあります。

そのため、リスティング広告を上手く運用するためには知識が必要です。
始めるのは簡単ですが、運用に手間と時間もかかるという点を抑えておきましょう。

ジオターゲティング広告

ジオターゲティング広告

ジオターゲティング広告では、スマホのGPS機能やパソコンのIPアドレスといった位置情報を元に、特定のエリアのユーザーへ配信を行います。

大学生向け広告では、たとえば特定の大学へ企業説明会の告知を行ない、ピンポイントにアプローチするといった活用方法があります。

ジオターゲンティング広告を実施するには、各社からリリースされているサービスを活用しましょう。

エリアを限定して配信できるため、コストを抑えて効率的に広告を出せるのが魅力です。
サービスによっては、位置情報だけでなく年齢や性別まで指定できるものもあります。

ただし、ジオターゲティング広告は認知拡大には強いものの、購入や申し込みまでつなげるのは難しいでしょう。

SNS広告

SNS広告

SNS広告は、Twitter・Instagram・FacebookなどのSNSプラットフォームで配信します。

SNS広告の強みは、精度の高いターゲティングです。
ユーザーの年齢や性別、学歴などを指定して配信できるので、大学生に向けてSNS広告を打つことも可能です。

そもそもSNSは10代〜20代の利用率が高いため、SNS広告は大学生と相性の良い広告だと言えるでしょう。

どちらかと言うと購入よりも認知が目的で、見込み顧客を育ててファンを獲得するのに向いています。
すぐに成果に直結するわけではありませんが、長い時間をかけて顧客との信頼関係が築けるのが魅力です。

なお広告色が強いと流し見されてしまうことが多いので、お役立ち情報やマンガ形式にするなどの工夫が必要です。

LINE

LINE

LINE広告もSNS広告の一種です。
配信先が多く、トークリストの上部、LINE NEWS、LINE VOOMなどユーザーが日常的に目にする場所に広告を掲載できます。

LINEはユーザーの年齢層が10代〜60代以上までと偏りがなく、大学生にとっても身近なツールです。
そのためLINE広告は、大学生の目に触れやすい媒体と言えます。

自社サイトへのアクセス、コンバージョン(商材の購入や申し込みなど)、アプリのインストールなど、目的別にさまざまな機能を選べます。

また、ユーザー情報や行動履歴などLINEが保有するデータを活用し、狙ったユーザーに的確にアプローチできるのが強みです。

ただし、高額商材にはあまり向いていない点に注意が必要です。

YouTube広告

YouTube広告

YouTubeで配信する動画広告です。
6秒間の「バンパー広告」、動画の冒頭か中盤で流れる「TrueViewインストリーム広告」、動画の検索結果や関連動画に表示される「TrueViewディスカバリー広告」など、広告の目的によって異なる形態の動画広告を配信できます。

YouTubeも世代を問わず利用され、大学生向け広告を出すのに有効なプラットフォームです。

視聴する動画からユーザーの興味関心がある程度分かるため、細かいターゲティングが得意です。
たとえば旅行やホテルのVlogを視聴するユーザーに対しては、旅行商品の広告を流すといった施策ができます。

YouTube広告は数秒でスキップされてしまうことが多いため、短時間で興味を持ってもらうなどクリエイティブに工夫が必要です。

TikTok広告

TikTok広告

TikTokで配信する広告です。
投稿と投稿の間に流れる「インフィード広告」や、アプリ起動時に表示される「起動画面広告」などがあります。

TikTokユーザーの特徴は若年層が主体であること、そしてコンテンツへの支出金額が大きいことが挙げられます。
特に、漫画や音楽に対して支出金額が高い傾向にあります。

そのため、TikTok広告では大学生にアプローチできるだけでなく、広告のジャンルによっては消費行動につなげられる可能性も高いです。

他のプラットフォームに比べるとTikTok広告に参入する企業はまだ少なく、様子見の状態です。
ノウハウが少ないので試行錯誤になりますが、競合が少ないうちにTikTok広告に参入するのも1つの手かもしれません。

参考URL:日本の TikTok ユーザーは平均34歳、博報堂調査が示す実態 : 要点まとめ | DIGIDAY[日本版]

SEO

SEO

SEOとは​​検索エンジン最適化を意味し、検索結果にWebサイトを上位表示させることで流入を増やす手法です。

テキスト量やキーワードの使用回数、リンク、ページの表示速度など、さまざまな要素を最適化させて上位表示を狙います。

リスティング広告でも紹介した通り、大学生は検索エンジンを使う機会も多いため、SEOも有効です。

これまで紹介してきた広告とは違い、広告費をかけずに集客できます。
潜在顧客から購買意欲の高い顧客まで、さまざまなユーザーにアプローチできるのもポイントです。

一方で、効果が現れるまでに時間がかかることや、SEOに関する専門的な知識が必要なことから、短期間で効果を上げたい場合にはあまりおすすめできません。

MEO(Google Map)

MEO(Google Map)

MEOとはマップエンジン最適化を意味し、Googleマップの検索結果で自社の情報を上位表示させ、流入を増やす手法です。

実店舗を持っている小売店や飲食店などは、ぜひ行いたい施策です。
大学生がgoogleマップやgoogle検索を使って、特定の地域のレジャースポットやカフェを検索する際に、実際に足を運んでもらえる可能性が高まります。

MEOを実施するためには、ビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)に店舗や企業の情報を登録する必要があります。

来店見込みの高い顧客にアプローチできるメリットがありますが、一方で誰でも自由に口コミを書けるため、悪い評価がついてしまうリスクもあります。

メディア出稿(バナー/タイアップ記事)

メディア出稿(バナー/タイアップ記事)

Web媒体にさまざまな形式で広告を出すこともできます。
たとえば、画像やGIFアニメーションを用いて視覚的にユーザーへ訴求する「バナー広告」や、企業がまとめサイトやインフルエンサーに依頼して自社商品を宣伝してもらう「タイアップ広告」などが挙げられます。

大学生向け広告では、たとえば就活マナーに関するWebメディアで就職セミナーのバナー広告を出すなどの施策が可能です。

バナー広告は視覚的に訴求できるので、目に留まりやすいというメリットがあります。
デメリットはクリエイティブに左右されるため、効果的なバナーを作成するのに費用や手間がかかる点です。

タイアップ広告のメリットは、影響力のあるメディアや人物が自社の宣伝を行ってくれることです。
ただし、PRであることを明言しないと「騙された」と感じるユーザーもいて、かえって企業のイメージダウンにつながるおそれがあるので注意が必要です。

オウンドメディア

オウンドメディア

オウンドメディアは自社で運用するメディアのことで、Webサイト、ブログ、SNSアカウントなどがこれに当たります。

自社商材を宣伝するというよりは、お役立ち情報や商品開発の裏話を発信するなど、ブランディングのために運用されるケースが多いです。

広告色が強くなく、大学生にも読み物として親しんでもらえる可能性があるでしょう。

SEOと同様、広告費がかからず、コンテンツも自社で自由に決められるのが最大のメリットです。

時間をかけて潜在顧客にファンになってもらうため、すぐに売上につながるわけではありません。
また良質なコンテンツを継続的に作るためには、時間も手間もかかるという点に注意が必要です。

大学生向け広告の選び方

最後に、大学生向け広告の選び方のポイントをご紹介します。

オフライン広告かオンライン広告か

オフライン広告とオンライン広告のメリット・デメリットを理解し、自社に合った広告を選択しましょう。

オフライン広告は昔からあるスタンダードな手法で、キャンパス内で自然に学生へアプローチできるのがメリットです。
友人と一緒にいる場面で目にするので、話題にされやすいという強みも。
また、広告付きのノベルティやサンプルの配布などは、学生の方から積極的にリーチしてくれる手法です。

一方で、学生がキャンパスにいる間しかアプローチできないというデメリットも。

オンライン広告のメリットは、学生がキャンパスにいる時間以外もアプローチできるという点です。

デメリットとしては、大学生はデジタルネイティブでネットリテラシーも高いため、「これは広告だ」と認知してスルーされてしまうリスクがあることが挙げられます。

ターゲット像を明確にする

ターゲット像を明確にして、適切な広告を選びます。

  • キャンパス内でよく行く場所
  • どの時間帯にどこにいるのか
  • サークル活動やアルバイトはしているのか
  • 実家暮らしか一人暮らしか
  • パートナーはいるか
  • インターネットの利用状況 など

たとえば一人暮らしの理系学生なら研究室にいる時間が長く、学食の利用頻度も高いと予測できるので、学食トレイ広告を活用します。

このようにターゲット像を明確にすると、有効な広告が自ずと分かるでしょう。

まとめ

大学生向け広告は、オフラインからオンラインまで非常にたくさんの種類が存在します。

オフライン広告は昔からあるスタンダードな手法で、キャンパス内で自然に学生へアプローチできます。
一方オンライン広告では、学生がキャンパスにいる時間以外にもアプローチが可能です。

数ある大学生向け広告のうち効果的なものを選ぶには、まずは自社のターゲット像を明確にする必要があります。
その後、ターゲットのライフスタイルに合った広告を選択すると良いでしょう。

しかし、自社のターゲットがどんな大学に通い、どんなライフスタイルを送っているのか、どの広告が有効なのか想定するのは難しいものです。

大学生向け専門の広告会社ユーキャンパスは、20年の実績を活かしてお客様に最適な大学構内広告をご提案します。

大学に関する調査や、全国約1,200のキャンパスを実際に訪問して得た知見を元に、効果的な広告プランを作成いたします。

大学生向け広告の出稿をお考えの方は、ぜひ弊社へご相談ください。

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