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オンライン学園祭でギネス記録更新!特色溢れる学園祭レポート
発行日:2020/12/16
オンライン学園祭でギネス記録更新!特色溢れる学園祭レポート

後期に入りオンライン授業と併せて対面授業が再開されていますが、密になりやすい学園祭はオンラインで実施となった大学が多くありました。そこで、弊社社員が実際にオンライン学園祭を視聴した中で、特に印象に残ったものをいくつか紹介いたします。

●ギネス世界記録に挑戦!/産業能率大学
産業能率大学の自由が丘キャンパスと湘南キャンパスの合同企画として、「最も長い絵馬の列」のギネス世界記録に挑戦。学園祭2日目、ギネス世界記録の公式認定員が立ち会う中、願いが書かれた400枚以上の絵馬を学生が約4時間かけて1つ1つ並べていく様子は見ているこちらも緊張します。結果は463枚で見事世界記録を達成。認定証を受け取った後、集めた絵馬を湘南キャンパス近くにある大山阿夫利神社に奉納している企画がドキュメンタリー風になっており、オンラインならではでユニークでした。


▼大山阿夫利神社と願いの書かれた絵馬

産業能率大学

●さすがのHPデザイン/多摩美術大学・東京造形大学
多摩美術大学の展示は質量ともにさすがトップ級の美大といった印象でしたが、それだけでなくHPについても驚かされました。企業に協力してもらいながらとはいえ、およそ2ヶ月間で仕上げたというのが信じられないほどのクオリティ。アニメーションだけでなく、ページ左側にはニュース欄があり、ページ中部にはバナーがある等、ユーザビリティが高い点も非常に印象に残ります。
多摩美術大学 Web芸術祭2020HPはこちら

また、東京造形大学は「森の動物たちがCS祭をしている」という設定で、視聴者はWebを通じてそのCS祭を楽しめるようになっています。そのため、HPにはたくさんの個性的で可愛らしい動物が登場し、右上部の「MOODボタン」をクリックすると様々な動物の鳴き声や水の流れるような音が聞こえて、森の中に入り込んだような感覚になりました。
東京造形大学 2020年度CS祭HPはこちら

どちらも美術系大学ということもあり、デザイン性の高いHPからも学園祭の華やかな雰囲気を味わうことができます。

●バーチャルSNS cluster(クラスター)/明治大学・慶應義塾大学等
バーチャルSNSのcluster(クラスター)はご存知ですか?私は今回の学園祭を視聴する際に初めて知りましたが、スマートフォンやPC、VR機器など様々な環境からバーチャル空間に集って遊べる、マルチプラットフォーム対応のバーチャルSNSです。今回オンライン学園祭を視聴する中で、このシステムを利用している大学がいくつかありました。参加してみると、リアルな大学が再現されたバーチャル空間を自身のアバターで自由に動き回ることが出来るため、“実際に自分も参加している”という疑似体験ができる点は受験生等にはおもしろいコンテンツだったと思います。

その中でも、明治大学の場合は大学内に実在する購買「明大マート」も再現されており、リアルな和泉キャンパスを体験できる空間の緻密さに感心しました。

一方で、慶應義塾大学は「100年後の三田キャンパス」をイメージした近未来的な創りになっており、キャンパス内の謎を解いて秘密の部屋を探し出す謎解きゲーム企画は、オンラインでしか体験できないユニークなものでした。
また、リアル開催で毎年行われる福引が34の企業の協賛を得て今年も実施。送料の関係で10本3,000円(1本300円)からという価格はちょっと手が出しにくいような気持ちにもなりますが、都内高級ホテルのペア宿泊券や富士急ハイランドペア招待券、豪華電子機器等のラインナップを見れば、家にいながらお祭り気分を味わうことの出来るお得な企画にも感じました。
学園祭開催前の11/11より販売されていた三田祭公式グッズのトートバッグ、マスクケース、みたぬきバッテリーは開催初日11/22の11:00時点で既に売り切れとなっており、このような点からも学園祭の注目度が伺えます。


▼慶應義塾大学cluster学園祭の様子
Cluster

●オンライン学園祭もさすがのクオリティ/早稲田大学
毎年期待を裏切らない有名大学の学園祭ですが、オンラインでもそのクオリティは大変高く驚きました。
中でも早稲田大学はYouTubeLIVEでの配信が中心となっており、HPに記載の7チャンネルに加えて、各サークルの半日、単日企画を配信しているチャンネルが多数存在し、メインチャンネルの視聴者数はピーク時には7,000人に。各サークルで独自の企画やパフォーマンスが行われるので、実際の学園祭に参加しているような感覚になれるのはさすがだと思いました。
また、各企画の間には協賛企業のCM放映や画面右下に企業ロゴが表示されることも多く、HPからアンケートに答えると抽選でホテル宿泊券や化粧品、ワイヤレスイヤホン等が当たる物品協賛を活用した企画もあり、オンライン開催でも多くの企業が注目していることが伺えました。
最後の早稲田祭実行委員会委員長の「学生注目」から始まる締めの言葉と『紺碧の空』の合唱は迫力があり、学生の情熱的な姿に見ている側も鳥肌が立つレベルで、オンラインでも早稲田生の熱量と母校愛を強く感じられる学園祭となっていました。



一部大学のオンライン学園祭を紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?オンラインという制限がある中で、各大学工夫を凝らして開催していました。
弊社が2020年11月に大学生202名に行ったアンケートで、約63%がサークル活動が再開されたと回答していることからも、これを機に課外活動も徐々に復活して大学構内にも活気が戻ってきそうです。

また、前回もご紹介させていただきましたが「#コロナに負けない 全国大学 学園祭まとめ2020」にてその他の学園祭のレポートも掲載しておりますので、よろしければ覗いてみてください!

※写真は実行委員会の許可を得て掲載しています。
社内サイト用3
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