大学生のバイト収入が過去最高
学生のアルバイト収入が自宅生・下宿生ともに過去最高額を更新したことが2月25日、全国大学生活協同組合連合会の「第54回学生生活実態調査」から明らかになりました。
自宅生の収入合計は67,750円。前年から3,680円増え、6年連続の増加となっています。
また費目別では、「アルバイト」が前年比3,000円増の40,920円と7年連続で増加しています。
下宿生の収入合計は前年比3,390円増の127,280円で、費目別では「アルバイト」が前年比2,900円増の31,670円と、こちらも3年連続増加し、自宅生・下宿生ともに、1970年以降の最高金額を更新しました。
調査時にアルバイトを「している」と答えた学生は74.1%と前年から2.4ポイント増で、この10年で9.4ポイント増加しており、アルバイトをする学生の増加とともに、収入も増えていることがわかります。
さらに、4年生の就労率は前年+4.9ポイントと大きく増加しておりこれは早期に内定を獲得し、就活を終える学生が増えたことが考えられます。
収入が増えた分、何に使われているのかというと「教養娯楽費」「日常費」「食費」が前年から1,000円超増加していました。
大学や政府など就活の早期化に批判的な大人に対して、早々に就活を終えて、アルバイトで貯めたお金で学生生活を楽しむ学生はこれからも増えていくのではないでしょうか。