少し前ですが音楽サークルの学生から、J-POPバンド「SEKAI NO OWARI」の一時のブームが落ち着いてきていると聞き、まだまだ爆発的な人気を誇っていると思い込んでいた自分の感覚とのズレに、ちょっとした衝撃を受けました。
では、今大学生の間で「ホットな」アーティストは?
そんな疑問が湧いたので、調査してみました。

弊社が電通若者研究部(ワカモン)と共同で毎月実施している「流行についてのアンケート」の質問、「ここ1ヶ月で一番聴いた曲、カラオケなどで歌った曲は何ですか。『曲のタイトル』と『アーティスト名』をお答えください。」の1~4月結果を集計。
トップ10は以下のようになりました。
1位 back number(28)
2位 嵐(16)
3位 Mr.Children(12)
4位 SEKAI NO OWARI
三代目 J Soul Brothers
サカナクション(8)
7位 μ's
スキマスイッチ(7)
9位 KANA-BOON(6)
10位 Bruno Mars
Maroon5
ONE DIRECTION
秦基博(5)
※回答数は大学生延べ412人
1位は群馬県出身の3人組バンド「back number」
2011年メジャーデビューですが、CMソングにも起用されているので、どこかで楽曲を耳にしたことがある方が多いかもしれません。
彼らの楽曲は歌詞に特徴があり、
・「君の毎日に僕は似合わないかな」(『ヒロイン』)
・「これから2人でやっていけると思う?」(『花束』)
・「君から見た僕はきっとただの友達の友達」(『高嶺の花子さん』)
・「君の隣歩く事に慣れていない自分が恥ずかしくて」(『わたがし』)
など、恋愛に自信なさげな主人公の心情を具体的な風景描写とともに表現したものが多くみられます。
憧れや理想ではなく、自分たち目線で思わず「ある、ある」と共感してしまうリアルさが大学生を引きつけているのかもしれません。
ちなみに、上記の音楽サークルの学生たちの間では「tofubeats」が流行りとのことだったのですが、今回は得票数ゼロでした…。